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治療

治し方はどっちでもいい

鍼灸や按摩マッサージを教えていると、治し方を求める人がいます。

もちろん、僕が講師をしているセミナーで、ついでに聞くのは問題ありません。大歓迎です。

でも、うちのセミナーでは、治し方を指導していません。

実は治し方を習ってもあまり意味がないのです。

「○○を治すのは、どうすればいい?」

「○○、○○に○○を行えばいい。」

これ、実はあまり意味がありません。

病気はそう単純なものではありません。

同じような病気でも、人により異なります。同じ人でも、進行の具合やあるいは外部環境によっても違ってきます。

ところが、セミナーで、安易に治し方だけを求めるような人がいるんです。

そういう人は長続きしません。

セミナーに出てこなくなります。

なぜなら、先に書いたように、治し方は教えていないから。

まず、手技の基本。これをきっちり身につける。

次に、基本の理論を身につける。

そして、人体の多種多様な変化を感じ取れるように稽古する。


この3つです。

実は、この3つができれば、個々の病気の治し方なんて習っても意味はないんです。

僕はオステオパシーをしている関係上、海外の先生のセミナーに参加することがあります。1回の参加費が10数万円します。

ところが、どのセミナーでも、個々の病気の治し方なんかしません。

そんなことは、基本の原理さえわかれば自ずと理解できるからです。

鍼灸や按摩マッサージでもそうです。

そういう意味で、うちのセミナーに何度か来て、治し方を習わないからと途中で辞めてしまった人はとても損をしています。

最後まで来て基本を身につければ、何百回と治し方を勉強した以上のことができるようになるからです。

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