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治療

脾を補って肺を充実させる

脾は、水穀の気を取り入れ、水を取り入れます。脾気と津液は肺に送られ、肺気とともに全身に散布されます。

肺の働きは、脾気と津液がなければなされませんし、肺自体の機能も脾気及び津液によって充実しています。

従って、肺が虚したときには脾を補うのですけれど、単純に、五行穴を選択し、手関節の脈に従って補法を行ったとしても、すぐには脾は機能を充実させる事ができず、従って肺の機能充実も図れません。

脈に従い補法を行い得るのは、経脈の気だけであり、蔵府に至っては、これだけでは不十分だと考えます。

これに加え、原穴の補法、背兪穴や募穴といった経穴の補法などを行う事により、はじめて蔵の機能充実、すなわち補法をはかる事ができると思うのです。

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