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治療

腰痛時に反応する足の経穴

腰痛を按摩や鍼で治療するとき、経脈の流れを考えて足の経穴を取ることにより効果を出すことがあります。

腰痛時によく反応を出す経穴の一つが、金門です。

仙腸関節部の痛み、仰臥位になると腰部に痛みを感じるものなど腰部にこわばりがあるときに、金門を圧すると痛みを覚えます。

金門に対し、輪状揉捏または圧迫、あるいは刺鍼してひびきを加えることにより、腰部のこわばりを緩和することができます。

一般的な筋筋膜性腰痛(筋・筋膜に根本的な原因があるという意味ではありません)の場合は、飛揚によく反応が出ます。

圧痛とともに筋の緊張があります。これは、腰部の姿勢の変化による飛揚への負荷の影響かも知れません。

飛揚に対し、圧迫あるいは柔らかい揉捏、軽度の刺鍼により筋の緊張を寛解させます。そのことにより、腰部の緊張も寛解させることができます。

お血に伴う腰痛、経脈の阻滞による腰痛の際に反応がよくでるのが委中です。

按摩の場合、輪状揉捏を行います。しかし、もっともよく効果が出るのは刺絡です。血を少し出すことにより、腰痛は緩解します。

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