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按摩

按摩は東洋医学の一員だ

鍼灸や湯液だけが東洋医学ではありません。按摩も東洋医学の一員です。

ほとんどの皆さん忘れてますけどね。

按摩を教える教員も忘れているかも。

鍼灸教えてる教員、按摩なんか眼中にないかも。

まあ、それらは教員の資質の問題であって、ここでは置いときます。

すでに江戸後期には、按摩が衰退してましたからね。

藤林良伯の「按腹針術按摩手引」読むとわかります。

なでるのが補法で、押さえるのが法?

間違いです。

摩擦でも行い方によっては補法にも法にもなります。

圧迫でも行い方によっては補法にも法にもなります。

はっきり言いましょう。

現代では、按摩の東洋医学としての理論が失われてしまったんです。

実はセミナーでは、東洋医学としての按摩を教えています。

失われてしまったものだから、再構築しないといけませんでした。

摩擦でどのようにすると、どのような効果が現れるか。

圧迫でどのようにすると、どのような効果が現れるか。

セミナーでは、次のように教えています。

摩擦は、経脈における気の流れを促進するために使います。気の阻滞などに応用します。

圧迫は、ゆっくり増圧し、定圧の後、ゆっくり減圧、離皮すると補法です。

早く増圧し、定圧の後、早く減圧、早く離皮すると法です。

線状揉捏は、法です。

輪状揉捏は、経穴に使うとき、時計回りに行うと補法に、反時計回りに行うと法になります。

ただし、今後の研究で、変わるかも知れません。

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