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治療

気を入れて気を入れる

東洋医学では気という概念があります。

気とは身体のエネルギーのことと考えていいでしょう。

そのエネルギーたる気は、身体内を流れ機能を維持し、また外敵(東洋医学では邪と言います)辛みを守ります。前者を営気(栄気)、後者を衛気といいます。

さて、この気は外界にも充満しているわけです。

人間が何かの行動を行うとき、物理学的にはエネルギーが交換されています。

同様に、東洋医学的施術を加えると言うことは、気を加えると考えていいわけです。

そこで、治療の際に、意識的に気を入れるようにすればどうなるか。

具体的に言うと、外界からの気を施術者自身の体を媒体にして患者に入れる。

すると、同じ治療をしても効果が上がるんですよね。

このときのコツは、体に無駄な力を入れないこと。

無駄な力が入ると、気が入りません。

施術には気をつかって、気を入れつつ、気(気合い)を入れなければなりません。

すると、上手に効率的な治療ができます。

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