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治療

仙腸関節の可動性

これはオステオパシーの師匠に教えていただいた方法ですが、片手の母指腹を仙骨と腸骨の間に差し渡すように置きます。仙腸関節の部位です。もう片手で、腸骨前方を持って後ろに軽く動かします。

動かすのは、耳状面と同じ方向です。この方向でないと動きません(耳状面がわからない人は、解剖学書をよく読んでね)。

仙腸関節に可動性があれば、母指腹の下で動くのがわかります(といっても、ほんの数ミリです)。

動きがなければ、その仙腸関節には何らかの機能障害を起こしている可能性があります。

関節部に循環障害があれば、浮腫状にぶよぶよ触れるときもあります。

仙腸関節の可動性が減弱しているとき、後仙腸靱帯を中心にその緊張をゆるめるようにします。

マッサージの場合、腸骨の内方、仙骨上に圧迫を加えます。関節に沿ってです。ごく軽い圧で十分です。100グラムから200グラムくらいでしょうか。患者に痛みを感じさせないくらいです。

鍼の場合、僕はてい鍼(刺さない鍼。僕はサンYOKOHAMA製のを愛用しています。http://www.tedukuri-teishin.com/index.html)を使います。先のとがった方で、何カ所か圧を加えます。それほど強くしなくても十分です。患者に痛みを感じさせてはなりません。

このように行うと、仙腸関節の可動性が出てきます。

もし可動性が出てこない場合は、後仙腸靱帯には原因がありません。

その場合は、運動法で改善を試みるか、あるいは、仙腸関節以外の原因を探してアプローチします。

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