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病気

肩甲下筋を忘れるな

腋窩後壁には、小円筋、大円筋がまずあります。

小円筋は上腕骨大結節につき、上腕の外旋作用があります。大円筋は上腕骨小結節につき、上腕の内旋作用があります。

この両筋の前側には、肩甲下筋があります。

肩甲下筋は、肩甲骨前側から出て上腕骨小結節につく筋です。

この筋の緊張は結構くせ者で、緊張自体がなかなかわからない場合が多いんです。

以前、肩関節付近が痛いけれど、どこが痛いかわからないという人がいました。

整形外科でレントゲンなどの検査をしたけれどわからない。最終的には、MRIも撮ったそうですけど不明。ビタミンB12と湿布もらって終わり。

整骨院に行ったけれど、肩関節周囲炎といわれて低周波を当ててホットパックをしてマッサージをしたけど(ちなみに、柔道整復師のマッサージ行為は違法です)治らない。

カイロプラクティックも受けたけれど治らない。

最終的に、うちにいらっしゃいました。

肩関節自体は徒手検査で異常なし。

でも、ひょっとしたらと思って肩甲下筋をさわると、ものすごく緊張しています。

圧すると、悲鳴を上げるほど痛がります。

僕は意地悪ですので、

「ちょっと我慢をしてね」

といって、持続的に押さえました。

結果、1回の治療で、ほとんど肩関節の痛みは緩解しました。最終的に、3回の治療で完全に治癒。

肩甲下筋をなめてはいけないなと実感しました。

もちろん、僕は全身治療が信条ですから、肩甲下筋の緊張の原因に対しても治療しました。

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