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治療

HVLA(高速度低振幅法)

このHVLA(高速度低振幅法)というのは、オステオパシーの手技なんですけど。

一般的には、スラスト法、要するにバキバキ音を鳴らす方法といえばわかりやすいでしょうか。

ただ、音を鳴らすのは付随的なことであって、バキバキにはあまり意味はありません。何でもかんでもボキッと音を出さないと気が済まない人がいますが、これはかえって障害を起こす原因となり得ますし、その前に治療として意味がないです。

別に、按摩やマッサージに併用してもかまわないんじゃないかと思います。

その方法をしっかりと理解して正確にできるのであれば!

まず、変位のあるところを見つけます。しかしただ変位があるだけではダメです。

その関節に、腔内の可動性の制限があるかどうかを見てください。

骨がゆがんでいるだけでは治す必要はありません。関節腔内可動制限があるかどうかが問題です。

この両者があると、その関節の血流が悪くなり、機能障害を起こします。

HVLA(高速度低振幅法)は、その機能障害を改善させる手法なのです。ゆがみを治すだけの手法ではありません。

施術者の手の持って行き方は部位により違いますのでここでは割愛しますが、まず、機能障害部位を、変異とは反対方向に、関節可動性の限界まで持って行きます。

この限界は、生理学的限界です。これ以上は解剖学的に行きようがないという解剖学的限界ではなく、その手前、関節腔や靱帯が伸びてそれ以上は行かないという生理学的限界です。生理学的限界から先は、更に力を入れれば解剖学的限界までは動きます。その両者の動きの間が、いわゆる関節の遊びになります。

関節可動性の限界には、生理学的限界があり、解剖学的限界があるということが非常に重要であり、その両者を触診できなければHVLA(高速度低振幅法)を行うことはやめた方がいいでしょう。

生理学的限界までその部位を持って行くと、解剖学的限界までの短い距離を素早く動かします。動かしすぎは障害を起こす可能性があります。

これがスラスト法-HVLA(高速度低振幅法)なのです。

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