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気をうかがい知る

気を感じ取ること。これも触診です。

触れないで気を感じることもできますが、ここでは触れることによって気を感じ取ることについてお話しします。

まず、患者さんの任意の場所に手掌で触れてみて下さい。何を感じますか?

体温、皮膚の湿り気、ざらざら感など。

それ以外に、何か得体の知れないものを感じ取れませんか。

ふわぁっとしたような、柔らかくでも強靱な何かに触れたような、あるいは柔らかすぎて溶けそうな感じ。いろいろの感じ方があると思います。

皮膚にある物質的な感覚以外、直接的な感覚以外。それを感じませんか。

多くの場合、これが「気」です。


気を感じ取るには熟練が必要です。けいこが必要です。

もちろん最初から感じ取れるという敏感な人もいます(残念ながらそのような人の過半数は、感じ取れると思い込んでいるだけですが)。でも、ほとんどの人は、けいこが必要です。

感じ取ろうと、手掌に力が入ってはいけません。手掌は柔らかく保ったままです。

頭で感じ取ろうとしてもいけません。

自分自身の身体全体で、気を受けとける気持ち。手掌に感じる何かを受け止めるのです。

その受け止めた何かが、気です。

ですから、気の弱い人(臆病という意味ではありません)を触ると、手掌に感じる感覚は弱いものになります。気の強い人(これも勘違いしないように)を触ると、手掌に感じる感覚は力強いものになります。

この練習を続けて下さい。

鍼も按摩も上手になります。

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