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病気

肩甲骨周りの痛み

肩甲骨周りの痛みを分類すると次のようになります。

まず肩甲骨外側が痛い場合。これは大円筋か小円筋の痛みであることが多いでしょう。

大円筋ですと、小結節につく筋であり、上腕を内旋させる筋です。上腕内旋状態を長時間続けているとこの筋が疲労します。

小円筋ですと、大結節につく筋であり、上腕を外旋させる筋です。上腕外旋状態を長時間続けているとこの筋が疲労します。

大円筋は比較的大きな筋で、肩甲骨下角の部位では広背筋と線維の方向を一にします。発生学的に大円筋と広背筋は同じものですので、その作用は非常によく似ています。

時には大円筋の緊張と痛みととともに、広背筋の緊張や痛みが生じている場合もあります。この場合、腸骨稜上際にこのような反応が現れます。

小円筋は、経穴でいうと肩貞に当たる部位です。比較的小さな筋ですが、痛みをよく起こすところです。五十肩などでは必ずといっていいほど過緊張を起こす筋でもあります。

肩甲骨内側が痛い場合、小・大菱形筋の痛みであることが多いでしょう。

菱形筋は肩甲骨を胸椎の方に引き寄せる働きをしていますので、腕で何かを持ち上げる動作や持ったままの動作などが多いときに、疲労がおきます。

時には、肩甲骨上の棘下筋に緊張が出ることもあります。これは非常にわかりやすいですね。

どこかわからないけど腕が痛いというとき、肩甲骨の前側から出ている肩甲下筋の緊張が存在することもあります。

腋窩後壁、小円筋の前側に肩甲下筋が触れますが、これを圧すると、強い痛みを訴えることがあります。所在不明の肩甲骨周りの痛みを訴えている場合、肩甲下筋が原因であるということは案外多いのではないかと思います。

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