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病気

歪みが問題なのではない

ペタしてね

よく背骨の歪みを問題にする人がいます。

患者さんでも「背中歪んでませんか?」と聞く人がいるくらいです。

でも本当は背骨の歪みはそれほど問題ではありません。

同じように歪んでいても、その歪みに可動性があればそれほど問題ではありません。

このときの可動性とはごく微弱なものです。指で棘突起を圧してみてほんの1ミリ動くかどうかのものです。その動きを触診し、可動性があるかどうかを探るのです。

たいていの場合は、側弯の場合ですと凸になっている方向に圧するとよく動きます。ところがその動きがないと問題です。

その背骨には何らかの病的なものがあります。

反対に歪みがあったとしても可動性が十分あればそんなに注意しなければならないものではありません。

もちろん、後からみて左右にぶれていない背骨が理想でしょうが、多少の側弯は可動性さえ正常であれば問題はないのです。

それよりも前弯、後弯の方が問題が潜んでいることの方が多いでしょう。腰部は前弯し、背部は後弯し、頚部は前弯します。その角度は十分みなければなりません。正常範囲で弯曲しているかどうかは注意深く観察すべきです。

その場合、正常範囲であってもやはり可動性をみることは大変重要です。正常範囲であっても可動性がなければ、その部位は「異常」です。

これは、回旋変位においても同じように考えることができます。

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