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治療

梅雨の時期の気管支喘息

ペタしてね

気管支喘息にもいろいろなタイプのものがありますが、梅雨の季節に強く発作が出る人がいます。
このタイプの気管支喘息は、湿邪に対して強く感応するというものです。他の気管支喘息に比較し痰が多く、湿度の高いときにより強く発作が出るというのが特徴です。このタイプの気管支喘息に対しては、湿邪を取り除くとともに、化痰しにくい体質に変化させることが治療のポイントとなります。

治療は、まず湿邪を取り除くようにしましょう。これには化湿痰に最も多く使う豊隆をまず使います。その他、中かん(月+完)、脾兪、胃兪への瀉法もよく行われます。また、崑崙に施術することにより、水湿の排出を促すことも重要です。

次に痰飲を作りにくい体質に変えていきます。化痰は脾が大きく関係します。脾の働きが不調ですと、取り込んだ水をうまく化生できずに痰飲が発生します。ですから、脾を補って働きを強化させることが必要となります。

脾を補うために最も多く使うのは大白です。

その他、湿邪を取り除く作用も含めて、中かん、脾兪、胃兪などへの施術も行います。

補瀉の程度は、脾虚の程度、湿邪の勢いの程度を勘案して決めてください。

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