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按摩

我が国の按摩の歴史

もっとも古くに文書に現れるのは大宝令。

もっとも大宝律令自体は現在なくなっており、その後の養老令を解説した令義解(「れいぎかい」または「りょうのぎげ」)によると、養老令は大宝令と同じ内容と書かれているのでわかるだけですが。

当時の官制度に典薬寮というのがあり、その中に医師、医生、医博士、鍼師、鍼生、鍼博士などと同じように按摩師、按摩生、按摩博士などがおかれたとされています。

ところが、その後長い間歴史の中に按摩が現れないんですね。

出てきたのは江戸も後期になってから。

導引口訣鈔(どういんくけつしょう)、按腹鍼術按摩手引、按腹図解などの書物が出版されたんです。

本来、養老令の時代の按摩には包帯を巻く方法なども含まれていたようで、要するに外科の範疇も含まれていたみたいです。

江戸時代後期には、現在の按摩に近くなっているようですが、もっとも今のものに近いのが按腹図解です。

現在の按摩は、ヨーロッパのマッサージの手法も混じってしまい、本来の理論は結構失われてしまいました。

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