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東洋医学概論

府(腑)

胃は、腐熟(東洋医学でいう消化のこと)を行う府です。脾から水をもらい腐熟の作用をします。その結果、身体に必要な水と水穀の気を分化し、脾に受け渡します。

小腸はさらに水穀を細かくさせ、大腸は糞便にする役割を持っています。

胆は奇恒の腑(蔵でも府でもないもの)の一つに挙げられますが、府としても分類されます。精汁(胆汁)を分泌して消化を助けるほか、各々の蔵府が働くに当たって、決断を下す役割を果たします。人間の正確の上からもいわゆる優柔不断な人は、胆の力が弱いのかもしれません。

膀胱は、不要になった水である尿をため、必要に応じて排出させます。

三焦は、各蔵府に熱を送り働きを調整します。その熱を制御するために水が必要であり、そのため、津液の通路とも呼ばれます。

これらの府は、実際に存在するものもあれば、ないものもあります。東洋医学でいう府は蔵と同じく、身体機能を分類して考えたものと思った方がわかりやすいでしょう。

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