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東洋医学

中医学

最近は、中医学の本がたくさん出ています。

というより、我が国の東洋医学関係の本が出ていないというのが現状なんですが。

中国の大きな本屋さんに行くと、中医学関係の本が膨大に並んでいるのをみます。どっかで見た内容だなというものも多くありますが、それにしてもたくさんあります。

それに比べ、我が国の東洋医学関係本の出版率は、なんと貧弱なんでしょう。

それだけ研究者がいない、書ける臨床家がいないという事なんでしょう。

いきおい中医学の翻訳書に頼ってしまいます。

でもここで問題があります。気をつけなければなりません。

というのは、中医学の刺激量と我が国の東洋医学の刺激量はかなり違うからです。

これは湯液(漢方薬)にもいえるそうですが、鍼灸でいうと、中医学の本に書いてあるとおりの鍼を我が国で行ってもその通り治るとは限りません。

中国の鍼を見ればわかるのですが、鍼の太さが全く違うのはもちろんのこと、深さも違います。

深さが違うのは、大陸人の気の深さが違うということにもよりますが、それにしても深く鍼を刺します。

ひびきの強さも断然違います。

中国のひびきは強いんです。

おまけに中国では鍼に湯液を併用するのが普通です。

ですから、中医学の翻訳書をそのまま鵜呑みにして我が国で行っても、十分効果があるとは言い難いと思います。

中医学の本を我が国の手法に勘案して処方しなければならないわけです。

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