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オステオパシーと整体
オステオパシーというのは、アメリカの医師アンドリュー・スティルによってはじめられた医学です。
主に手指でもって、筋、関節、筋膜、骨、神経、内臓などにアプローチし、身体の状態をよくするものです。
特徴は、全身を一つの構造物としてとらえ、また、身体の機能と構造は一体のものととらえ、自然治癒力を活性化させることによって治療をするといったところです。解剖学や生理学を重視し、全身を対象に治療を行います。
さて、整体とは何か。実は整体とは何というものはありません。整体を行う人が「私の行うのが整体です」といえば、整体になるといった程度です。ろくに解剖学や生理学を知らない人が「整体」を行っているということも珍しくありません。
実は、オステオパシーが日本に紹介されたとき、「整体」として紹介されたんですよね。
全身を対象に、解剖学的にあるいは生理学的に手技でもって治していく、オステオパシーも日本語で整体と呼称してもいいかもしれません。実際、オステオパシーではなかなか中身がわからないので、「整体・オステオパシー」と呼称しているところもあります。
つまり整体だけなら、医学もろくに知らない人がしている可能性が大、オステオパシーという名称が整体と並んで書かれていれば、医学的に理屈を説明できる手法を用いているということもあるでしょう。