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頭蓋仙骨療法(クラニアルセイクラルセラピー)

オステオパシーでよく行われるものが、クラニアルセイクラルセラピー、日本語で言うと頭蓋仙骨療法というものです。

脳は硬膜(脳や神経を包んでいる膜)の中で脳脊髄液に浮かぶ形で存在し、脊髄をも満たし全身の神経にも循環していますが、この脳脊髄液は、1日で3回、合計700mlが入れ替わります。
脳脊髄液は、脳を衝撃から守ると共に、脳や神経に栄養を与え、老廃物を流し出す役割があります。
また、頭蓋骨は、一分間に5回から12回ほどのリズムで、自然に動きます。この頭蓋骨の動きを観察し調整して、全身の脳脊髄液の流れを調節するのが、クラニアルセイクラルセラピーと呼ばれるものです。日本語では頭蓋仙骨療法ですね。

げんき本舗治療院では、特にオステオパシーをする時に、必ずこの療法を取り入れます。頭を手のひらで包むように触れますが、これがクラニアルセイクラルセラピーの基本的な手法です。場合により、仙骨(骨盤の後ろの骨。お尻の中央ですね)、胸郭上孔(首のところです)、横隔膜、などに行うこともあります。

患者さんにはただ触れられているだけに感じますが、実は、硬膜を含めた全身の膜の組織をとらえ、脳脊髄液の流れを改善し、いろいろな症状を改善させる目的で行っています。

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