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オステオパシー
整体とオステオパシー
整体とオステオパシー、何が違うんでしょうか?
整体には、特に決まった理論や手技はありません。我が国で始まったものですが、これが整体です、という決まりがないんです。
オステオパシーは、19世紀後半にアメリカの医師A.スティルがはじめた医学で、身体全体をひとつのユニットとする、人間には自然治癒力があり、それを基本とする、身体の機能の構造は一体であるなどといった考えのもと、手技で治療をするものです。
でも我が国でオステオパシーが紹介されたとき、その紹介した人が自身の名をつけて「山田式整体術」としたんですよね。整体の文字を分解すると、身体を整えるものだから、整体のなかにオステオパシーがあってもおかしくはないか…。
現に、オステオパシーという用語は我が国では普及していません。ですから、オステオパシーをしていても整体と書いている所もけっこうあるようです。
またオステオパシー自身、奥行きの深いものです。スティル博士の時代から約100年あまり、数々の手法が編み出されました。今現在でも新たな手法が創設され、オステオパシーの手技として行われています。
私自身も、按摩やマッサージの手技をオステオパシーに組み合わせて行っていますが、何の違和感もありません。基本の理念を逸脱していない限り、オステオパシーはオステオパシーなんです。
院長・羽山弘一