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オステオパシー

オステオパシーの考え方

オステオパシーって何?という人は大勢いらっしゃるようです。

オステオパシーは、身体全体をひとつのものとして考え、解剖学や生理学に基づき治療していきます。

たとえば、今日、右の首の痛みのある人がいらっしゃいました。
でも観察すると、右の首には異常なかったんですね。詳しく診ていくと、左腰部と子宮(たぶん広間膜)に問題がありました。
そこで、右の首はあまり触らずに、左腰部と子宮を中心に治療をしていきました。
結果として、右の首の痛みはほとんど解消しました。

このようにオステオパシーは、痛いところや具合の悪いところを治すとはいえない医学です。
その点、身体を全体としてみていく東洋医学と似ていますね。
オステオパシーの創始者であるスティル博士自身、東洋医学である按摩にヒントを得たという話もあるくらいです。

では、整体と何が違うのか?
整体というのはもともと我が国で始まった物なんですが、これと言った理論がないんです。整体をしている人が整体というと、整体であると言うくらい。
その点がオステオパシーと違いますね。
ただ、オステオパシーではわかりにくいので、整体と表記している人もいます。

カイロプラクティックとは違います。カイロプラクティックの考え方とオステオパシーの考え方はまるで違うので、もし両方しているようなことを書いているところがあったとすると、そこは、本当のオステオパシーをしていないと思います。

院長・羽山弘一

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