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経穴

経穴の覚え方

時々 学生さんから「経穴が覚えられません。どうしたら良いでしょうか?」という質問を受けます。

これは永遠のテーマです。

だって、毎年毎年、必ず誰かから聞かれるもんね。

でも。実際に臨床している鍼灸師とかあん摩マッサージ師がどの程度経穴覚えているかを見ると、結構怪しいもんです。

普段使う経穴以外は忘れている!

このような人が多いんではないでしょうか。

ところが学生さんは嫌でも覚えなければならない。教科書をじーっと眺めてみたり、経穴カードを作ってみたりなどなど。

私は結構経穴覚えているほうだと思います。普段治療で使う経穴以上に、セミナー講師として覚えて置かなければならないものも多いので、必要に迫られてというところでしょうか。
で、経験的に経穴を覚えるので一番効率的な方法は、

体に当てはめて覚える。

です。自分の身体でもいいし、他人の身体でもいいし、まず取穴する。ああでもないこうでもないと取穴してみる。ついでに解剖学的なものも覚えられます。
一番効率悪いのは、文字の上だけで暗記しようとするもの。経穴は文字だけいくら眺めてもなんにも役に立ちません。実際に触れてみて、感触を確かめて、初めてその経穴が分かりますし、脳裏に畳み込むことができます。つまり、覚えます。
ですから経穴が覚えられないとお嘆きの方。身体で覚えましょう!

それにしても東洋療法学校協会の経穴の教科書。数年前、モノクロからカラーに変わって、多少レイアウトを変えたようですが、あいも変わらず意味のない内容です。

東洋療法学校協会編の経穴の教科書は、単なるメモ帳です!

メモ帳以外の何物でもなく、教科書といえるようなレベルではありません。あんなもの、鍼灸学校の学生がアルバイトでも作られる内容です。

ツボ単という本が売れているようです。結構いい内容です。私としては、WHO認定の意味のない経穴位置に沿っているのが気に入らないんですが、それを置いとくといい内容だと思います。少なくとも学校協会のものより280%上出来です。

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