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按摩・マッサージ

マッサージで「医療」ができない人

按摩マッサージ指圧師の免許があるのに、按摩やマッサージをしない人がいます。

理由を聞くと様々ですが、1つには、マッサージでは治すことができないから、鍼灸の方がよく直るからという答えをする人がいます。

これはなぜでしょうか。

マッサージは、慰安の側面も持っていますが、医療としての役割もあります。

言葉を換えると、「医療」として行うと「医療」になるのです。

では、マッサージを行っていて、なぜ治らないか。

それは治すだけの技量を持っていないか、治すすべを持っていないかのどちらかです。

もちろんなんでも治るというわけではありませんが、これは全ての医療に共通することです。

治せるものを治す。

これがマッサージでできない。

繰り返しますが、マッサージを医療として行えないのは、それだけの技術を持ち合わせていないからです。

残念ながら、按摩マッサージ課程の学校では、基礎しか指導しません。東洋療法学校協会の東洋医学臨床論の内容では、とうてい治せるだけのものは期待できません(あの本は治したことのない人が書いているような気がします)。

最近は、基礎さえろくに教えることのできない教員も増えてきました。臨床経験がないのに按摩やマッサージの実技を教えている、元々たいした技量を持ち合わせていないのに教えているなど。

セミナーで、こんな事も学校で学んでいないのかとビックリすることもあるくらいです。

もし、鍼灸も免許とともに按摩マッサージ指圧の免許も持っていて、マッサージは治らないからしませんと言っている人がいるとすれば、その人は按摩マッサージの技術と知識を持っていないからに過ぎません。

マッサージは、医療たり得ます。医療たり得るのは、確かな技術と知識が必要です。それらを身につければ、マッサージで治すことができるのです。

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