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治療

虚証の際の背兪穴施術

いずれかの蔵が虚であっても、背兪穴は緊張減弱しているとは限りません。

むしろ緊張は増強しているときが多いでしょう。

蔵の虚証であって、その際に背兪穴をどのようにすればよいかという質問を受けました。

僕の場合基本的に、緊張していればその緊張を寛解させるように施術します。

虚証だから該当する背兪穴に補法をするという考えもありますが、現にその経穴は緊張しているわけですからその緊張を取るようにします。

手法的には瀉法に近くなりますね。

背部足太陽膀胱経の緊張は、交感神経の亢奮の可能性が高いでしょう。緊張を取ることにより交感神経亢奮を減弱させ、蔵の機能を安定化させます。

本来、蔵と臓器は違うものですが、この場合はほ蔵の虚と交感神経亢奮を1つに考えて取り扱うほうがより効果が上がるようです。

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