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按摩

経穴に触れて気を通す

たとえば大谿。

足少陰腎経の原兪穴です。

ここを指腹で軽く押さえます。大谿が少し沈むくらい。あまり力はいりません。せいぜい50グラムくらいでしょう。

このまま、足少陰腎経に沿って気が通っていくのをイメージします。

イメージするというのは大事なんですよ。

本当は第3射的に観察して気が通っていくのを眺めればいいんですが、最初はなかなかそうはいきません。

最初は、イメージする。

上へ上へ、足少陰腎経に沿って気が流れていくのを。

このとき、肩とか肘とか手指に力が入っていてはうまくいきません。

ただ素直に、気が流れていくのをイメージするだけ。

どのように感じるかは患者さんに聞いてもいいでしょう。

たいていの場合、陰谷へんまでは行くんですが、それ以上は止まってしまいます。時には、三陰交のヘンで止まる事もあります。

その場合、止まった所の経穴で気の停滞があります。

その経穴に軽度に瀉法の圧迫を行い、再び、大谿に。

すると、もっと上へ上へ流れていきます。

小腹まで至れば成功です。

他の経脈でも試してみてください。

補法の神髄です。

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