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マッサージ

腸骨が後方回旋しにくい

たとえば、坐位で患者さんの骨盤の状況を確認しているときに、一方の腸骨が後方回旋しにくく感じたとき、すなわち前方回旋方向に体性機能障害があるとき、いったい何が阻害しているのでしょうか。

たまたま今日、このような患者さんが連続したので考えてみました。

考えてみたというのは、いつも無意識のうちに治療を進めているのでしっかりと考えた事がなかったんです。

阻害しているのは、腸腰靱帯でした。

腸腰靱帯は、腸骨稜と第4、5腰椎横突起を結ぶ靱帯です。

この靱帯が緊張しているため、腸骨が後方に行くのを阻害していたようです。

腸腰靱帯に100グラム程度の軽度の圧で圧迫。坐位です。

後方回旋できるようになりました。

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