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身体

肘をぶつけると

ぶつけ方にもよりますが、肘をつくように転んだとしましょう。

もちろん、肘には打撲傷が残ります。

医師の診察を受けると、肘の状態を調べて処置して終わり。

でも我々はそれだけでは芸がない。

人間の体を構造的に考えるとわかるんですが、肘を上腕に垂直方向にぶつけると、その衝撃は、頸胸椎移行部に行きます。

その結果、頸胸椎移行部の機能障害が起きます。

さらに、頸部も揺れますので、頸椎に問題が起こることもあります。

もし横向きに倒れたとすると、肘と骨盤で支えるわけですから、腰椎にも問題が起きたかもしれません。

たかが肘の打撲ですが、あちこちに障害が起きる可能性があるんです。

部分的な診察は意志に任せて、我々は身体を総合的にみるようにしましょう。

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