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触診

春と弦脈

弦脈というのは、楽器の弦に触れるようにぴんぴんと感じる脈の事を言います。

通常、肝胆の病、痛証といったときに出る脈です。

ところが、春には正常でもこの弦脈が出ます。

春に出る弦脈は別に異常ではなく、正常な脈です。

異常な弦脈は、強く角張ったような感じがします。正常な弦脈は、柔らかく感じます。

弦脈だから肝胆病だと判断したら、実は春季の正常な脈だったという事もあります。

あるいは、正常な春季の脈に、病的な弦脈が被さる事もあります。そうするとわかりにくいですね。

いろいろな病症を総合的に判断しないといけません。

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