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マッサージ

斜角筋のマッサージ

斜角筋の深部には腕神経叢があります。そのため垂直に圧を加えると不快な痛みが生じます。

それを防ぎつつ圧迫を加えるためには、圧の角度を考えなくてはなりません。

斜角筋の筋腹の内側、そこから外側に向かって圧を入れます。深部に向かってではありません。

そのように圧を加えると、腕神経叢に刺激が加わりませんので不快な痛みを感じさせることはありません。

応用手技として(セミナーでは中級で指導します)、圧を加えつつ斜角筋自体を伸展させるという方法もあります。片手で圧迫を行い、もう片手で斜角筋の起始部か外後頭隆起部分を保持し、伸展していくものです。

当然斜角筋の起始停止がよくわかっていて、それを触診しつつでないとうまくいきません。

でも、触診力がつけば、この伸展を加えつつ圧迫を行う方法は、斜角筋緊張の寛解に非常に有効です。

前斜角筋、中斜角筋を覆うように母指腹側全体を当て、患者の呼吸に伴って圧を加える方法もあります。

患者さんには深呼吸をしてもらいます。吸気の際に斜角筋は緊張しますので、その緊張にあらがうようにします。呼気の時は圧を抜かずに斜角筋の緊張寛解に合わせて圧を加えます。これを数回繰り返しますと、急に前斜角筋と中斜角筋がゆるんでくるのがわかります。緊張寛解を感じると、ゆっくりと母指を離します。前頸部は柔らかくなるはずです。

ただし、この方法は間違えると「のどを絞めます」ので注意しなければなりません。

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