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鍼がうまく入らない

鍼を刺そうとしてもうまく入らないとき、技術的な未熟さが原因であることが最も多いのでしょうが、一定程度技術はあるのに入りにくいことがあります。

最近僕が治療をした中で、中かん(月+完)に鍼をしようとしたとき、うまく刺入できない。

中かんは、上腹部中間、白線上にある経穴ですが、その白線の緊張が強かったんですね。

白線は、腹部諸筋の筋膜が合わさってできています。

つまり白線の緊張が強いということは、腹部諸筋の筋膜の緊張が強いという事。

そこで筋膜の緊張程度を調べました。すると、腹直筋の筋膜の緊張が一番強い。

緊張が強いところにてい鍼(刺さない鍼)を当て、しばらく置きました。

腹直筋筋膜の緊張が寛解したところで白線を見ると、まだ緊張がある。

そこで、中かんの部位にてい鍼を当てて、しばらく置きました。

てい鍼で中かんを治すという方法もあったんですが、その時はどうしても刺したかったんです。深いところに気のめぐりの滞りがあったから。

白線の緊張が解けました。無事、刺入することができました。

このように、もし刺入しがたいときは、その部位の組織が何らかの原因で過緊張している事もあります。

それを調べて対処するといいでしょう。
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