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経穴

経穴の探し方と圧痛

取穴(経穴の場所を取る)は大切なので、なんべんも書いています。

取穴するのに、ぐいぐい押さえたり揉んだりしていませんか。

圧痛点は確かに経穴を探す目安になります。

でも、押さえすぎたり揉んだりしては、本当の圧痛点を探せなくなります。

本当の圧痛点は、ごく軽く押さえて発生する痛みです。

その圧痛は、しばらく押さえていると、経脈に沿って放散します。もし経脈上のどこかで放散が滞るとすれば、そこに経脈自体の阻滞があります。

経穴を取るのには、まず数センチの範囲で、経脈上を「その経脈に沿って」なでます。ごく軽くです。強くこすってはいけません。数回、時には1回なでると、ぽこっとへこみが現れます。

わずかなへこみです。触診力が必要です。

でもそこが経穴です。

軽く圧すると痛みが放散します。

もしその経穴が実していれば、ぽこっとへこむのではなく、かえって充実したように感じることもあります。熱を感じることもあるかもしれません。

軽く圧すると痛みは放散しますが、その痛み方はより熱っぽい(表現が思いつきません)、充実した感じです。

経穴は軽く探す。これがコツです。

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