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治療

心臓か肩の障害か

左肩関節が痛くて、上腕まで痛くなってきたという方。

10数年前に僧帽弁置換術をされています。

左肩関節を見ると、可動域は正常なんですが、上腕外転時に外旋すると85度付近で痛みが出ます。

肩関節の軋轢音などはなし。

さて、このときに気をつけなければならないのは、この肩から上腕の痛みが、肩関節に由来するものか、心臓からの放散痛なのかということです。

この方の場合は、どうも両者ではないかと考えてしまいます。

まず、少海、霊道に圧痛があること。これらの圧痛が出ているときは、心臓からの放散の場合があります。

しかしその一方、肩関節腔内の可動性を見てみると、若干制限があります。

つまり、肩関節の障害と心臓からの放散痛の両方を兼ね備えているのではないかと思うのです。

幸いに最近の心臓の検診では問題なしということですので、両方の治療を行いました。

心臓の放散痛に関しては、霊道、少海、淵液(ここにも圧痛があります)への圧迫。

肩関節障害に関しては、関節の伸張、外旋直接法。

頚胸椎移行部に可動制限が見られますので、それにも対処。

治療後、肩から上腕がとても楽になった、痛みは消えたとのことでした。

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