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鍼と気胸

昨日の朝日新聞ネット版の記事。

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大阪府池田市の鍼灸(しんきゅう)院で昨年12月、肩こりの治療に訪れた女性(当時54)が、はり治療を受けた直後に体調が悪化し、死亡していたことが大阪府警への取材で分かった。(中略)

捜査関係者によると、女性は昨年12月15日、同院ではり治療を受けた直後に気分が悪くなって院内のトイレで倒れ、同市内の病院に搬送された。翌16日午前に死亡したという。

司法解剖の結果、死因は低酸素脳症。肺が傷つき、酸素を取り込めない状態になる気胸も確認された。
(この後略)


…………

気胸にならない方法、鍼灸学校で習いますよね。

当然解剖学も勉強するのですから、どの部分にどのようにさせば気胸になるのかくらいわかるでしょう。

ところがこのような事故が起こる。

推察するに、

1,鍼灸師が下手だった。

2,鍼灸師が解剖学の知識をあまり持っていなかった。

3,刺鍼中、患者が急に動き、鍼が胸膜を破った。

4,たまたま自然気胸を起こした。

と、このようなことが考えられるでしょう。

ところが実際は、鍼治療で使う鍼はかなり細いもので、気胸にはなりにくいという話も聞いたことがあります。でも、鍼灸師によっては、かなり太い鍼を使う人もいますしね。

真相は、まだわからないですね。

ただ、僕の20数年の経験からいうと、普通の鍼治療をしているのであれば、まず気胸は起こしません。

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