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治療

膝関節痛のときの診察と治療

膝の関節痛。多くの場合は変形性関節症です。もちろん外傷性の場合もあるでしょう。

これら膝痛のときに膝に注目するのは当たり前ですが、診察も治療もそれだけでは治りません。

膝は、下肢の中の関節です。

ですから、下肢の他の関節も見なければなりません。

まず足関節。足関節がどのように変位しているかを見ます。痛くない足関節でもよく観察すると変位していることはよく見るものです。内返し状態、外返し状態、或いは距骨の位置異常。わずかな変位、それが1ミリでも見逃してはいけません。

次に昨日述べた脛骨のねじれ方。これも重要です。

股関節は動かしてみるとよくわかります。正常な関節なのかどうか、変性はないかどうかをよく観察します。

もちろん、腸骨の変位も重要な要素です。外方に変位していれば、大腿骨は外旋状態になります。その結果膝に負担がかかるのはいうまでもありません。
 
仙腸関節の可動性に制限があれば、下肢を動かすときに、下肢の各関節に負担をかけます。

膝関節が悪ければ、これらの各関節をすべて見ていかなければなりません。

それ以外にも、中足骨と足趾、足根骨が形成する各関節を見ることも必要です。

これらの関節をしっかり観察することにより、初めて膝関節の異常をつかむことができるのです。

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