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鍼
切皮は出会いだ
昨日、切皮について書きました。実はこれまでも何回か書いています。それだけ切皮というのは鍼治療に関して有用なことなのです。なんべんか書いているのにもめげず、今日は違う角度から切皮について書きます。
切皮の瞬間、鍼尖と皮膚は対峙します。そこが問題。
対峙するからこそ、皮膚は異物である鍼に対して構えてしまい、切皮時に痛みを感じるのです。
対峙するのではなく、鍼尖と皮膚は出会うんです。出会ってお互い構えてはだめですよ。出会いとともに握手する。融合すると言ってもいいでしょう。鍼尖と皮膚が仲良く互いを受け入れあう。
そのような出会いと融合が大切なんです。出会いと融合により、皮膚は鍼を快く迎えます。異物ではなく、皮膚の仲間として迎え入れます。
すると痛みは感じません。拒絶しないからです。
では、そのような心地よい出会いと融合はどの様にすればなされるのか。
そこで、押し手と刺し手の技術が必要となるんです。
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