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皮膚に沿った横刺

ペタしてね

横刺と言っても30度くらいの角度でもそうといえなくないですし、範囲は意外と広いです。

ここでは、皮膚に沿わせる横刺について一つ。

ポイントは押し手です。普通の押し手を使っていたらこの横刺はできません。特殊な形の押し手を用います。

まず横刺する方向に斜めに切皮します。これは普通の切皮でよろしい。ただ少し浅めに行います。

そのまま鍼を倒します。押し手の示指腹で鍼の刺さったところを押さえ、そのまま刺入していきます。皮膚に沿った形ですから、間違えると再び皮膚を突き破って出てきてしまいます。

そこで重要なのが押し手の中指腹です。

中指腹で皮膚の上から鍼体を触診し、浅くも深くもならないように圧を調整しながら刺していくんです。

このようにすると、うまく皮膚に沿った横刺ができます。

滅多に使わない方法ですが、たとえば任脈の胸骨の上とか、足厥陰肝経の脛骨の上などに用います。

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