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鍼
肩井に刺すとどうなる
肩井に直刺すると、まず僧帽筋に入ります。
僧帽筋の深部には肩甲挙筋があります。肩甲挙筋は第1から第4頸椎横突起にいきますので側頸部にひびきます。肩甲挙筋は肩甲骨を引き上げる作用をします。ストレスや仕事などで肩を常に上げている人、この肩甲挙筋の緊張がみられます。
さらに深部に到達すると、後斜角筋に届きます。後斜角筋は第2(時に第3)肋骨にいきます。肋骨を引き上げることにより吸気に作用する筋ですが、やはりストレスにより緊張しやすい筋でもあります。ここに刺さると、胸の深部にひびきます。
このように、肩井に刺すと、様々なストレス環境により凝り固まった筋を和らげることができます。
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