斜角筋にマッサージを行うときに注意しなければならない点には、次のものがあります。
1,前斜角筋、中斜角筋に行うときは、腕神経叢に刺激を加えないように角度に気をつける。筋腹の内側から外側に圧を加えるようにすればいいでしょう。
2,各筋の起始と停止部をよく考える。なぜその筋に問題が出るのかを考慮しつつ治療を加えなければなりません。
3,斜角筋と腹部諸筋の関係を考える。斜角筋と腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋は胸郭を挟んだ拮抗筋です。どの筋も呼吸に関係します。たとえば腹直筋の緊張を取ると、斜角筋の緊張が寛解することがあります。
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