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鍼
ひびきと鍼の深さ
鍼にひびきは必要です。ひびきとは、鍼を刺したときに感じる一種独特のもので、ぷくぷくと泡が動くような悪いところを触られているような感覚です。
一般的に鍼治療では、このひびきがないと治療効果は減少すると考えられます。
鍼の初心者がよく間違えるのが、深く刺さないとひびかないと思い込むこと。これは間違いです。浅く刺してもひびきます。
大切なのは、適切な深さに適切に刺すこと。
どんなときでも同じ深さに同じように刺すという鍼治療は間違いです。それは浅い鍼でも深い鍼でも同様です。
ではどの程度刺せばいいのか。
それにはやはり触診力が必要です。
観察すると、同じような深さ、同じ場所にしか刺せない鍼灸師は、やはり触診力に欠けるようです。
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