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按摩
なでる方向
按摩を行うとき（もちろんマッサージもですが）、なでる方向を考えて摩擦（軽擦）を行っていますか？
特に筋緊張や圧痛の場合、なでる方向によって大きく効果が変わってきます。
今日の関東セミナーでたまたま問題提議があったんですが、たとえば肩上部に摩擦を行うとき、足少陽胆経なら足少陽胆経の流れに沿って、手太陽小腸経なら手太陽小腸経の流れに沿って摩擦をしないと筋緊張や圧痛は軽減しません。
もし経脈に逆走するとどうなるか。
実は、筋緊張や圧痛はひどくなります。
必ず経脈に沿って摩擦をしなければなりません。
たとえば斜角筋の緊張のあるときに、腹直筋に摩擦を行うとき、足陽明胃経に沿って上から下に摩擦を行うと斜角筋の緊張は寛解しますが、下から上に逆走すると緊張は増大します。
たとえなでる手技一つとっても、よく考えて行わないとなりません。
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