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按摩・マッサージ
横隔膜マッサージで何が起こるか
横隔膜へのマッサージは、僕がよく行う手技の一つです。
横隔膜は呼吸に関係し、吸気には収縮、呼気には弛緩が呼応しますが、さわってみると、収縮弛緩にかかわらず硬く緊張している人が意外と多く見受けられます。
硬くなっていると、どういう結果を招くか。
まず、呼吸が正常に機能しなくなります。もちろん呼吸困難に陥るというわけではありませんが、呼吸能が若干でも落ちるのは確実でしょう。
そうなると、呼吸に「力」が必要になり、斜角筋などの呼吸に関する筋も緊張してきます。斜角筋は深部に腕神経叢があり、この筋肉が緊張すると、腕のしびれなどを惹き起こす可能性が生じます。
また、横隔膜の動きは心臓機能にも関係しますので、拍出量が落ちてきます。心機能が落ちると、全身の機能に悪い影響が出てきます。
横隔膜にマッサージを行うことにより、これら全身の悪影響を取り除くことが期待できますし、また誰の手技と併用すると、いっそう大きな効果が発揮されます。
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