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経穴

瞳子りょう−足少陽胆経の経穴

瞳子りょう(骨+翏)という経穴はおもしろい反応を示します。

今日のセミナーでも実習で行ったんですが、おそらく多くの人は想像できない効果をもたらします。

瞳子りょうの位置は、目尻の外側(外眼角)、こめかみの内側にある骨の陥凹に取ります。外眼角の外の部位にはほんのわずか骨に凹みがありますが、そこに瞳子りょうを取ります。

この瞳子りょうは、足少陽胆経の経穴です。

足少陽胆経というのは、側頭部、肩上部、脇腹などを通り、下肢の外側を下に抜ける経路をたどります。ですから、肩こりで肩の一番上が凝るという症状は、足少陽胆経のものということもできます(もちろん、肩こりには手少陽三焦経、手太陽小腸経なども関係します)。

もし、肩の一番頂上、ここには肩井(けんせい)という経穴が存在しますが、ここが凝るという場合、どのように治すのでしょうか。

たとえば、カゼが原因の場合はそれに対処しなければなりません。それ以外の原因もあるでしょう。

もちろん、肩井直接刺激を加えるというのもありです。

ところが、足少陽胆経のルートを考え、他の経穴を使うことにより治療を行う遠隔的な方法も可能なんです。

その遠隔的治療で、僕はこの瞳子りょうをよく使います。

目尻にある経穴が効くのかと思われるでしょうが、効果的に補法あるいは瀉法を行えば、瞳子りょうは意外と大きな作用を示してくれます。

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