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治療

全体を見よ

今日は朝から発生学のセミナーに出ていたし、帰りも夕方になったのでもう書くのやめようかなと思っていたんですが、テーマも決まっているので、やっぱりブログを書くことにしました。

東洋医学では、本来局所治療というのは重視しません。もちろん局所に治療をします。悪いところに対処します。でも、その実際に症状が現れる部位のその原因、それに対応することを忘れません。東洋医学では、実際の病症群のことを標証、その原因のことを本証といいます。

標証が強ければまずその標証に対処し、後に本証に対処します。標証がそれほど強くなければ、本証に対応しつつ標証に対処します。

この哲学は、全人的に治療を行うという意味で大変重要です。

治療をしていていつも思うのは、標証だけを追い求めていても限界があるという事です。この限界は現代医療の限界でもあると思うんですが、人の身体全体の機能を考えその有機的な関連性を考慮することにより、よりよい治療効果が出ることになります。

ときには、具合の悪い局所を触らなくても、全身を調整することにより自然に治っていきます。

全体を見ること。これは治療における一番大切な哲学だと思うのです。

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