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鍼
斜角筋への鍼
斜角筋は、第1肋骨、第2肋骨と頸椎を結んでいる筋です。肋骨を引き上げることにより、吸気に働く筋です。胸郭の上口を覆う筋の1つであり、この筋が緊張すると様々な悪影響が起こります。
たとえば、胸鎖乳突筋の胸骨部の奥には頚動脈鞘がありますが、ここには頚動脈、頚静脈、迷走神経が通っています。この頚動脈鞘は前斜角筋が隣接しており、もしこの前斜角筋が緊張し腫脹すると、頚動脈鞘の内部組織に影響を及ぼす可能性があります。
また、これはよくある例ですが、斜角筋群の深部には腕神経叢があり、斜角筋が緊張することにより腕神経叢からの神経枝を圧迫してしまいます。
さて、斜角筋に鍼をするとき、直刺すると腕神経叢に当たって不快な痛みを感じさせることがあります。鎖骨上窩の部位によっては、肺尖に当たってしまう可能性すらあります。
これを防ぎながら刺鍼するにはコツがあります。
斜角筋の筋腹の内側から外側に向けて横刺をします。少し筋をかき分けるようにして押し手を作り、筋の内側から刺すのです。そのようにすると腕神経叢に鍼を当てることなく、斜角筋に刺激を加え緊張を寛解させることができます。
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たとえば、胸鎖乳突筋の胸骨部の奥には頚動脈鞘がありますが、ここには頚動脈、頚静脈、迷走神経が通っています。この頚動脈鞘は前斜角筋が隣接しており、もしこの前斜角筋が緊張し腫脹すると、頚動脈鞘の内部組織に影響を及ぼす可能性があります。
また、これはよくある例ですが、斜角筋群の深部には腕神経叢があり、斜角筋が緊張することにより腕神経叢からの神経枝を圧迫してしまいます。
さて、斜角筋に鍼をするとき、直刺すると腕神経叢に当たって不快な痛みを感じさせることがあります。鎖骨上窩の部位によっては、肺尖に当たってしまう可能性すらあります。
これを防ぎながら刺鍼するにはコツがあります。
斜角筋の筋腹の内側から外側に向けて横刺をします。少し筋をかき分けるようにして押し手を作り、筋の内側から刺すのです。そのようにすると腕神経叢に鍼を当てることなく、斜角筋に刺激を加え緊張を寛解させることができます。
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