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身体

筋の触診−まず筋膜を知る

筋肉を触診しようとすると、つい筋の実質に目が行きがちです。

でも、もっと重要なのは筋膜です。

筋膜は一つ一つの筋を包んでいるだけではなく、ひとかたまりの筋をも包んでいます。

しかも、関節部位では腱や靱帯とつながっていますし、さらに、全身をつなげているのです。

筋膜は頭の先から足の先まで連綿とつながっています。

という事は、一カ所の筋膜に例えば緊張があると、それが全身に及ぶ可能性もあるという事です。

或いはもっと狭い範囲で考えると、関節部位で腱や靱帯にくっついていることを考えると、ある部位の筋膜の異常は、関節に影響を与えることもあり得るということです。

この筋膜は、交感神経と密接に関係しています。交感神経が更新すると、筋膜も緊張が起こります。特に、深部の背筋ではこの現象が起きます。この現象を逆手にとって、深部背筋の筋膜緊張を改善することによって、交感神経の興奮を沈静化させることも可能です。

このように、筋膜は、人体を見る上で大変重要なんです。

ですから、筋を触診するのであればもちろん筋実質も重要ですが、まず筋膜をよく観察するようにしましょう。

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