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マッサージ

梨状筋症候群

梨状筋だけがある日突然おかしくなるということはあり得ないんですね。

梨状筋が緊張するにはそれなりの原因があります。

骨盤をよく見ると、腸骨と仙骨に変位が必ず見つかります。

その変位を仙腸関節を中心にして矯正してやるのがコツです。

矯正といってもバキバキさせるわけではありません。

座った患者さんの後方から腸骨をつかむように持ち、「動きやすい方向に」動かしてやります。

最大限動きやすい方向に持って行ったらそのまま維持します。

もちろん、このとき痛みを感じさせれば失敗です。動かしすぎか、動かす方向を間違っています。

要するに、骨盤の変位を誇張させるわけです。

しばらくすると元に戻ろうという力を感じます。ほんのわずかな力です。その力に従って、元に戻してください。

矯正の終了です。

後は、梨状筋にアプローチします。

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