高槻市役所近くのオステオパシー×鍼灸、げんき本舗治療院

経穴の位置は、分寸で表します。○○から3寸とかいうようにです。

簡便法として、患者さんの指の太さで寸法を表す方法もあります。

よく学生さんで、「自分」の指で一生懸命寸法を測っている人がいますが、間違い。

患者さんの指ではかるんです。自分の指ではかってもなんの意味もありません。

さて、そのような簡便法ではなく、分寸で正確に計る場合、骨度というものを利用します。これは霊枢経という書物の骨度篇に載っているものを応用したもので、たとえば、前腕の長さは1尺2寸半とします。下腿では、膝蓋骨の下から足関節まで1尺3寸です。

このような骨度を本に、○○から△寸とはかるのが、正しい方法です。

でも、経穴を確定するのはそれだけではだめです。

○○から△寸というのはあくまでも目安です。

患者さんによって、微妙に位置が異なります。同じ患者さんでも日によって違うこともあります。

その微妙な変化を探し当てるのは、施術者の触診にかかっているんです。

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