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治療

柔らかく交感神経を鎮静させる

腹部の交感神経節については以前書きました。

代表的なものに、腹腔神経節、上腸間膜神経節、下腸間膜神経節があります。

各々の反射領域として、腹腔神経節は上腹部上部に、上腸間膜神経節は上腹の中央に、下腸間膜神経節は西院付近にあります。

また背部では、特に脊柱起立筋の深部筋である回旋筋などに交感神経興奮の反応が出ることも以前書きました。

まず、腹部の反射領域を調べます。もし皮下組織が緊張しているような部位があったら、そこにごくわずかな力、数10グラムから100グラム程度、指がほんの少し沈む程度の圧を加えます。触れている程度といってもいいかもしれません。患者さんは触られているくらいにしか感じません。

しばらくすると、その緊張が解けていきます。

緊張がなくなったら、背部の交感神経男興奮による緊張を見てください。

改善しているはずです。

これは、鍼でも応用できます。切皮程度の軽い鍼、或いは、てい鍼でもかまいません。十分に、しかも確実な効果が出ます。

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