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経脈

経脈を使いこなす

経脈は、黄帝内経(こうていだいけい)という2千年ほど前の本の中に書かれています。現在でもその本に書かれている経脈の流れを本にしているわけです。

鍼灸師であっても経脈というものをあまり利用していない人がいるのも事実で、簡単に言うと、経脈を考えなくてもそこそこ治ります。

でも、やはり経脈を使った方が治りやすい。

そこで考えるのが、2千年前の書物に書かれているものをそのまま信じ込んで踏襲していっていいものかどうかです。

本当に、経脈の流れというものは、2千年前の本のままなのだろうか。

間違いや遺漏のないものなのだろうか。

経脈というものが現代科学的に立証されていない、「体感」的なものだけにそのような疑問が残ります。

そのようなときは、かえって経脈を徹底的に使ってみること。僕はそう思います。

すると、身体上で本当は見えないはずの経脈が、歴然と見えてくるように感じるときがあるんです。

そのようなときは、よく治ります。

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