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てい鍼−刺さない鍼

てい(金+是)鍼という鍼があります。

刺さない鍼です。

いろいろな形状のものがありますが、僕の使っているものは、直径6ミリ、長さ110ミリのチタン製、一方は丸く磨かれていて、一方は松葉の先のように磨かれているものです。

丸い方は、経脈に沿ってなで、気血の流れをよくするのに使います。

とがった方は、補瀉どちらにも使います。穴位に当て時計回りを強く交互に回旋させるのが補法、反時計回りを強く交互に回旋させるのが瀉法です。気血の疏滞があると、穴位に当てて流れをよくするという事もあります。

圧痛点(Tender Point)があれば、そこに軽くとがった方を当てると解消します。

以上のように、てい鍼は様々な使い方があり、多様な効果を示します。

また、鍼を刺されるのが怖いという人にもつかえるというメリットがあります。

僕は乳幼児への鍼にもてい鍼を使います。

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