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経穴
なぜ経穴が「効くのか」という経験
先ほど同業の友人であるM氏とおしゃべりしていたんですが、M氏曰く、
「臍の両側にある足陽明胃経の天樞と背中のちょうど対照的な位置の足太陽膀胱経の関元兪(僕は、背骨の督脈とその両側の足太陽膀胱経は、第7頸椎−第1椎説を採るので、普通の取り方と違います)を一緒に押さえると、足陽明胃経と足太陽膀胱経両方に沿ってググッとと上下に気が通るようだ」
このような体験の積み重ねが、経穴の効用になります。
単純に経穴の本に書いてあるように、
「○○を治すために天樞を押さえます」
「△△を治すために関元兪を押さえます」
というのはたやすい。
でもそこには、果たして本当に効果があるんだろうか、効果があるとしてもその根拠は?という疑問が生じてしまいます。
M氏の体験は、なぜ天樞と関元兪を同時に押さえると足陽明胃経と足太陽膀胱経にググッとと気が通るのかわからない、しかし、気が通るという経験をM氏は獲得し、僕はその経験を聞き取ったのです。
なぜ、その経穴が効くのか。
その問いに、
「昔からいわれているから」
「専門書にそのように書いているから」
というのはたやすいことです。
でもそれは、経穴を扱う専門家の考えではない、素人の思考であると思います。
本当のプロの治療家なら、
その経穴の効能を、問い詰めて問い詰めて、初めて生きた経穴を応用できると思うんです。
「臍の両側にある足陽明胃経の天樞と背中のちょうど対照的な位置の足太陽膀胱経の関元兪(僕は、背骨の督脈とその両側の足太陽膀胱経は、第7頸椎−第1椎説を採るので、普通の取り方と違います)を一緒に押さえると、足陽明胃経と足太陽膀胱経両方に沿ってググッとと上下に気が通るようだ」
このような体験の積み重ねが、経穴の効用になります。
単純に経穴の本に書いてあるように、
「○○を治すために天樞を押さえます」
「△△を治すために関元兪を押さえます」
というのはたやすい。
でもそこには、果たして本当に効果があるんだろうか、効果があるとしてもその根拠は?という疑問が生じてしまいます。
M氏の体験は、なぜ天樞と関元兪を同時に押さえると足陽明胃経と足太陽膀胱経にググッとと気が通るのかわからない、しかし、気が通るという経験をM氏は獲得し、僕はその経験を聞き取ったのです。
なぜ、その経穴が効くのか。
その問いに、
「昔からいわれているから」
「専門書にそのように書いているから」
というのはたやすいことです。
でもそれは、経穴を扱う専門家の考えではない、素人の思考であると思います。
本当のプロの治療家なら、
その経穴の効能を、問い詰めて問い詰めて、初めて生きた経穴を応用できると思うんです。