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治療

症状の裏に潜むもの

ある女性。

ひどい坐骨神経痛でトイレに行くのも難しいとの事。

腰椎椎間板ヘルニアはあるのだが、それほどひどくないとの医師の診断。

腰部を診て、東洋医学的にも診て治療を行ったがいまいちすっきりしません。

腰部はそれほどひどくないようです。

座骨胃神経痛は、足太陽膀胱経及び足少陽胆経の領域です。

何か見落としがあるような気がします。

仕方がないので思い当たるところを触診してみました。

くまなく診てみると、肩井(けんせい。肩の中央、一番高いところ)がものすごく緊張しています。

そこで、肩井の緊張を取ることにしました。

すると、

「先生、足も楽になりました」

というではありませんか。

今まで立つのも困難だったのが、立たせてみるとぎこちないながらも立つことができます。

聞くと、数ヶ月の間に法事が2件、結婚式が1件あり、長男の嫁ということもあり動き回っていたとのこと。

肩井も足少陽胆経が通っています。

結局肩こりが昂じて、坐骨神経痛がひどくなっていたようです。

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